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YOASOBIが、今秋より放送される2026年度後期のNHK連続テレビ小説「ブラッサム」の主題歌を担当することが決定しました。しかも、その楽曲の原作小説を芥川賞作家の綿矢りさが書き下ろすという、YOASOBIの本質に立ち返るタイアップです。
「小説を音楽にするユニット」の原点回帰
YOASOBIは、コンポーザーのAyaseとボーカルのikuraからなる”小説を音楽にするユニット”。2019年の「夜に駆ける」以降、必ず原作小説をもとに楽曲を制作するスタイルを貫いてきました。今回の朝ドラ主題歌も、綿矢りさが書き下ろした小説を音楽化するという形。単なる主題歌提供ではなく、YOASOBIの創作プロセスそのものが朝ドラと結びつく点に大きな意味があります。
綿矢りさ書き下ろしという座組みの強さ
綿矢りさは『インストール』『蹴りたい背中』で知られ、19歳で史上最年少の芥川賞を受賞した作家です(受賞は後年)。その綿矢りさがYOASOBIのために小説を書き、それを音楽にする——文学とポップスが正面から手を組む企画で、朝ドラという国民的な枠にふさわしい重みがあります。放送前に原作小説が公開されれば、曲を聴く前に物語を読むという、YOASOBIならではの二重の楽しみ方ができます。
朝ドラ主題歌がもたらす到達範囲
朝ドラの主題歌は、毎朝決まった時間に全国の茶の間へ届く、日本で最も露出量の多い音楽枠の一つです。サブスクやSNSでは届きにくい層——普段音楽を能動的に探さない世代にまで、半年間にわたって毎日届きます。すでに国民的知名度を持つYOASOBIですが、朝ドラという枠は、その認知をさらに幅広い世代へ広げる場になります。30〜40代にとっても、家族と朝の食卓で自然に耳に入る曲になりそうです。
朝ドラ主題歌がヒットの起点になる時代
近年、朝ドラや大河ドラマの主題歌は、アーティストにとって大きな転機になるケースが増えています。毎朝15分、半年間にわたって同じ曲が流れ続けるという露出は、他のどんなプロモーションよりも深く楽曲を浸透させます。物語の展開とともに聴き手の記憶に刻まれ、ドラマが名作になれば主題歌も長く歌い継がれる——そういう相乗効果が生まれやすいのが朝ドラという枠です。YOASOBIにとっても、これまでのアニメ・ドラマタイアップとはまた違った層に届く機会になります。
放送前に「小説を読む」という楽しみ方
YOASOBIの楽曲は、必ず原作小説とセットで発表されるのが特徴です。今回も綿矢りさによる書き下ろし小説が原作となるため、放送前に小説が公開されれば、物語を先に読んでから主題歌を聴くという体験ができます。ドラマ本編、原作小説、そして楽曲——3つの入口から同じ物語世界に触れられるのは、YOASOBIのタイアップならではの奥行きです。文学好きにもポップス好きにも刺さる、間口の広い企画と言えます。放送は今秋スタート、それまでの情報公開を追いかける楽しみもあります。
YOASOBIというユニットの現在地
「夜に駆ける」でストリーミング2億回を突破して以降、YOASOBIは日本のポップシーンの中心に居続けています。「アイドル」では米ビルボードのグローバルチャートでも上位に食い込み、国内アーティストの海外進出という点でも先頭を走ってきました。そのYOASOBIが国民的コンテンツである朝ドラの主題歌を担当するのは、キャリアの厚みを示すと同時に、これまで彼らの音楽に触れてこなかった層へのリーチを意味します。海外での評価と国内の茶の間、その両方を同時に押さえる稀有な立ち位置を、この朝ドラ主題歌はさらに強固なものにするはずです。放送開始が待たれます。
まとめ
YOASOBIはNHK朝ドラ「ブラッサム」(2026年度後期)の主題歌を担当、綿矢りさが原作小説を書き下ろします。「小説を音楽にする」原点そのものが朝ドラと結びつく、秋の注目タイアップです。
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