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  • 大人がゲームを趣味にしていいのか問題 — 答えと、ちょうどいい距離感

    大人がゲームを趣味にしていいのか問題 — 答えと、ちょうどいい距離感

    ゲームは好きだ。でも、どこかで引っかかる。

    「いい大人がゲームばっかりして。」
    誰かに言われたわけじゃなくても、なんとなくそう思われている気がする。

    でも結論から言えば、大人がゲームを趣味にしていいに決まっている。
    問題があるとすれば、それは「ゲームをしていること」ではなく、「距離感」の方だ。

    この記事の要点

    • 大人がゲームを趣味にしていいのは当然。問題は距離感
    • 「生活の中にゲームがある」状態が一番ちょうどいい
    • ゲームは「自分だけの時間」を作る最も手軽な手段の一つ
    • 周囲の目が気になるなら、趣味の見せ方を少し変えるだけでいい
    • 今さら聞けないゲームの始め方

    「大人がゲーム」に引け目を感じる理由

    ゲームに引け目を感じる大人は少なくない。その理由はだいたい2つだ。

    「子どもの遊び」という刷り込み。
    ゲームは子どものもの、という感覚は今でも根強い。自分自身がそう思っていなくても、親世代やパートナーの視線が気になる。

    「生産性がない」という後ろめたさ。
    読書やスポーツには許容があるのに、ゲームだと「時間の無駄」と言われがち。何かを生み出しているわけではない、という後ろめたさ。

    でも、趣味に「生産性」を求める方がおかしい。
    趣味は、自分の時間を自分のために使うことだ。それ以上の理由はいらない。

    ゲームは「自分だけの時間」を作る手段

    大人になると、自分だけの時間は意識しないと作れない。

    仕事、家事、人付き合い。毎日の中で、完全に「自分のためだけの時間」はどれくらいあるだろうか。

    ゲームは、その時間を作る最も手軽な手段の一つだ。
    映画は2時間かかる。読書は体力がいる日もある。外出は準備が必要。
    でもゲームは、ソファに座ってコントローラーを持てば、30分で自分の世界に入れる。

    その30分が「あるかないか」で、1日の終わりの気分はけっこう変わる。

    大人が「自分の時間」に向いているゲームの例

    たとえば、こんなゲームがある。

    Stardew Valley — 牧場を少しずつ育てていくシミュレーション。1日分のゲーム内時間が15〜20分程度で区切れるので、「今日はここまで」と自然にやめられる。Switch、PS、スマホで遊べる。

    Slay the Spire — カードとダンジョンを組み合わせたローグライク。1プレイ30〜40分。頭を使うが、仕事とは違う種類の集中なので、むしろリフレッシュになる。

    風来のシレンシリーズ — 国産ローグライクの定番。入るたびにダンジョンが変わるので、短時間でも新鮮。Switch版が遊びやすい。

    グランツーリスモ7 — レースゲームは1レース10〜15分。車を走らせるだけの時間が、意外と頭を空にしてくれる。PS5/PS4で遊べる。

    どれも「30分だけ」が成立するゲームだ。大人のゲーム時間は、長さより密度で選ぶと満足度が上がる。

    ちょうどいい距離感とは

    ゲームが問題になるのは、趣味そのものではなく距離感だ。

    「生活の中にゲームがある」がちょうどいい

    仕事のあとに少し遊ぶ。週末に数時間楽しむ。金曜の夜にじっくりプレイする。
    生活のリズムの中にゲームが自然に入っている状態が、一番ちょうどいい。

    「ゲームの中に生活がある」になったら要注意

    睡眠を削って遊ぶ。仕事中にゲームのことが気になる。他のことが全部後回しになる。
    こうなると、趣味ではなく依存に近い。自分でブレーキが踏めているかどうかが境界線だ。

    距離感を保つ簡単な方法

    • 時間を決めてから始める。「今日は1時間」と先に決める。タイマーを使ってもいい
    • 短時間で満足できるゲームを選ぶ。1プレイが短いものなら、自然にやめどきが来る。Stardew ValleyやSlay the Spireのように、1セッションが区切れるものが向いている
    • 「やらない日」を意識しない。毎日やらなきゃ、と思う必要はない。やりたいときにやる
    • オンライン対戦に入り込みすぎない。対戦系は「あと1回」が止まらなくなりやすい。一人で遊ぶゲームを軸にしておくと、自分のペースを保ちやすい

    周囲の目が気になるときは

    「大人なのにゲーム」という視線が気になる人へ。

    正直なところ、ゲームを趣味にしている大人は増えている。
    ゲーム産業の市場規模は映画を超えている。eスポーツは競技として認められている。ゲーム実況は当たり前のエンターテインメントになっている。

    それでも気になるなら、趣味の「見せ方」を少しだけ変えればいい。

    • 「ゲームばっかりしてる」ではなく「週末に少しゲームしてる」
    • 何を遊んでいるか聞かれたら、タイトルと一言だけ話す。「Stardew Valleyっていう農場ゲームをのんびりやってる」——それだけで印象はだいぶ違う
    • ゲーム環境を少し整えて、「趣味の空間」として見せる。デスクまわりがきれいなだけで、ゲームの印象は変わる

    実際、趣味を聞かれて「ゲームです」と答えられる人は、自分の好きなものを把握している人だ。
    それは映画好き、音楽好きと何も変わらない。

    大事なのは、自分が楽しんでいることに後ろめたさを持たないことだ。
    趣味がある大人は、それだけで少し余裕があるように見える。

    まとめ — ゲームは大人の趣味として十分成立する

    大人がゲームを趣味にしていいのか。答えはシンプルで、「いい」の一言だ。

    自分の時間を自分のために使う。それが趣味の本質で、ゲームはその手段として十分成立する。
    Stardew Valleyで牧場を育てるのも、Slay the Spireでデッキを組むのも、グランツーリスモでコースを走るのも、全部「自分のための時間」だ。

    大事なのは距離感だけ。生活の中にゲームが自然にある状態を保てていれば、何も問題はない。
    逆に言えば、距離感さえ保てていれば、どんなジャンルを遊んでいても堂々と「趣味はゲームです」と言っていい。

    もし最近ゲームから離れていたなら、金曜の夜に30分だけ起動してみてほしい。
    「やっぱり楽しいな」と思えたら、それはもう立派な趣味だ。