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  • 今さら聞けないゲームの始め方 — ハード選びから最初の1本まで

    今さら聞けないゲームの始め方 — ハード選びから最初の1本まで

    ゲームを始めたい、あるいは久しぶりに触ってみたい。
    でも、何を買えばいいかわからない。Switchがいいのか、PS5がいいのか、PCでもできるらしいけど——。

    選択肢が多すぎて、調べているうちに面倒になる。
    これは、ゲームに詳しくない人ほど起こりやすい問題だ。

    この記事では、「これからゲームを始めたい大人」に向けて、ハード選びから最初の1本、最低限の周辺機器までをシンプルに整理した。
    結論から言えば、そこまで難しい話ではない。

    この記事の要点

    • ハードは「何を遊びたいか」で選ぶのがいちばん確実
    • Switch・PS5・PCはそれぞれ得意分野が違う
    • 最初の1本は「評判がいい」より「自分が気になる」で選ぶ
    • 周辺機器は最初から揃えなくていい

    まず、どのハードを選ぶか

    ゲームを始めるには、まず遊ぶための機器(ハード)が必要だ。
    現在の選択肢は大きく3つ。Nintendo Switch、PlayStation 5(PS5)、ゲーミングPCだ。

    それぞれの特徴を整理する。

    Nintendo Switch — 手軽さで選ぶならこれ

    Switchの強みは「手軽さ」に尽きる。
    テレビに繋いでも遊べるし、本体だけで持ち運んでも遊べる。ソファでも、ベッドでも、電車の中でもいい。

    価格も他のハードに比べて手頃だ。
    任天堂のゲーム(マリオ、ゼルダ、どうぶつの森など)を遊びたいなら、Switchが第一候補になる。

    カジュアルに始めたい人、ゲームに慣れていない人にいちばん向いている。

    PlayStation 5 — 映像と没入感で選ぶならこれ

    PS5は「映像のクオリティ」と「ゲームの種類の豊富さ」が強い。
    大画面のテレビで遊ぶと、映画のような体験ができるタイトルが多い。

    海外の大作ゲーム(オープンワールド、アクション、RPGなど)を遊びたいなら、PS5は有力な選択肢だ。
    据え置き型なので、基本的にはテレビの前で腰を据えて遊ぶスタイルになる。

    ゲーミングPC — 自由度で選ぶならこれ

    PCゲームは選択肢がとにかく広い。
    Steamなどの配信プラットフォームを使えば、数千本のゲームからセール価格で買える。インディーゲーム(小規模開発のゲーム)も充実している。

    ただし、初期投資が大きい。ゲームが快適に動くPCは、最低でも10万円台後半からが目安になる。
    すでにPCを持っている人、PCを普段使っている人なら検討する価値はあるが、「ゲームのためだけに買う」なら最初はSwitchかPS5が現実的だ。

    迷ったら「遊びたいゲーム」で決める

    ハード選びで迷ったら、「どのゲームを遊びたいか」から逆算するのがいちばん確実だ。

    気になるゲームがあるなら、それがどのハードで遊べるかを調べる。
    特に決まっていないなら、手軽に始められるSwitchが無難だ。

    「どれが正解か」を考えすぎるより、「まず1台手に入れて遊んでみる」方が早い。

    最初の1本をどう選ぶか

    ハードを決めたら、次はソフト選びだ。
    ここで「おすすめランキング」を見て回るのも悪くないが、ランキング上位が自分に合うとは限らない。

    「自分が気になるもの」をまず優先する

    CMで見かけたゲーム、友人が話していたゲーム、SNSで映像を見て気になったゲーム——なんでもいい。
    「ちょっと気になる」という感覚を大事にした方が、最初の1本で外しにくい。

    評判が良くても、自分が興味を持てないジャンルだと続かない。
    逆に、評判がそこそこでも、自分が気になったものは楽しめることが多い。

    ジャンルの違いをざっくり知っておく

    ゲームのジャンルは多いが、初心者が選びやすいものをいくつか挙げる。

    • RPG:物語を楽しみながら進めるゲーム。一人でじっくり遊びたい人向け
    • アクション:操作して敵を倒したりステージをクリアしたりする。テンポよく遊びたい人向け
    • シミュレーション:街を作ったり、農場を経営したり。のんびり自分のペースで遊びたい人向け
    • パズル・ボード:短時間で遊べるものが多い。スキマ時間に向いている

    「物語が好き」ならRPG、「手を動かしたい」ならアクション、「考えるのが好き」ならシミュレーションやパズル。
    このくらいざっくりした基準でいい。

    いきなり大作を選ばなくてもいい

    100時間遊べる大作RPGは魅力的だが、ゲームに慣れていないうちは操作に戸惑うこともある。
    最初は、数時間で終わる短めのゲームや、チュートリアルが丁寧なゲームから始めるのも手だ。

    ダウンロード専売の小さなタイトルには、価格が手頃で遊びやすいものが多い。
    「まずは1本クリアする」という体験が、次のゲーム選びの基準になる。

    周辺機器は最低限でいい

    ゲームを始めるとき、「あれもこれも必要では」と思うかもしれないが、最初は最低限で十分だ。

    Switchの場合

    本体とソフトがあれば遊べる。
    テレビに映したい場合はHDMIケーブル(同梱されている)とテレビがあればいい。
    追加で買うとしたら、画面の保護フィルムくらいだ。

    PS5の場合

    本体・コントローラー・HDMIケーブルは同梱されている。
    テレビ(できれば4K対応)があれば始められる。
    ヘッドセットがあると夜に音を気にせず遊べるが、最初は手持ちのイヤホンでもいい。

    PCの場合

    PC本体とモニターがあれば遊べる。
    コントローラーは別途購入が必要だが、キーボードとマウスで遊べるゲームも多い。
    Steamのアカウント(無料)を作れば、すぐにゲームを探して買える。

    「あとから買い足す」でいい

    ゲーミングヘッドセット、モニター、コントローラーのグリップカバー——周辺機器は気になりだすとキリがない。
    でも、最初から全部揃える必要はない。

    遊んでいるうちに「ここが不便だな」と思ったら、そのときに買い足せばいい。
    最初はハードとソフトだけ。それで十分始められる。

    始める前に知っておくと楽なこと

    ネット環境はあった方がいい

    ゲームのダウンロード購入や、本体のアップデートにはインターネット接続が必要だ。
    Wi-Fi環境があれば問題ない。特別な回線は不要で、普段スマホやPCで使っている自宅のWi-Fiで十分だ。

    アカウントを作っておく

    Switchなら「ニンテンドーアカウント」、PS5なら「PlayStation Network(PSN)アカウント」が必要になる。
    どちらも無料で作れる。本体の初回セットアップ時に案内が出るので、画面の指示に従えばいい。

    セールを活用する

    ゲームソフトは定期的にセールが行われている。
    特にダウンロード版は30%〜50%オフになることも珍しくない。急がないなら、セールを待って買うのも手だ。

    まとめ — 難しく考えず、まず1本遊んでみる

    ゲームの始め方を整理すると、やることはシンプルだ。

    1. ハードを選ぶ(迷ったらSwitchが無難)
    2. 気になるソフトを1本買う
    3. 周辺機器は最低限でいい。あとから買い足す

    「何が正解か」を調べすぎて始められないのがいちばんもったいない。
    完璧な準備はいらない。気になったものを手に取って、まず遊んでみる。

    それで楽しければ続ければいいし、合わなければ別のゲームを試せばいい。
    ゲームとの付き合い方は、遊びながら見つかっていくものだ。

  • 大人が今から聴き始めるならこのジャンル — 入口になるアーティストと一緒に

    大人が今から聴き始めるならこのジャンル — 入口になるアーティストと一緒に

    音楽を聴きたい気持ちはあるのに、何を聴けばいいかわからない。

    サブスクを開くと、ジャンルが山ほどある。ジャズ、R&B、エレクトロニカ、アンビエント……名前は聞いたことがあるけど、違いがよくわからない。

    結局、昔聴いていた曲をリピートして終わる。
    それも悪くないが、「新しい音楽に出会いたい」と思ったとき、入口がないと動けない。

    この記事では、大人が「今から聴き始める」のに向いている5つのジャンルを、入口になるアーティストと一緒に紹介する。

    この記事の要点

    • おすすめジャンルは5つ:ジャズ / R&B / シティポップ / ローファイ / エレクトロニカ
    • 各ジャンルに「ここから聴けばいい」というアーティストを紹介
    • 全部サブスクで聴ける前提
    • ジャンルに詳しくなる必要はない。「なんとなく好き」で十分
    • フェスに行かなくなっても音楽は楽しめる

    ジャズ — 「BGMとして最強」のジャンル

    ジャズと聞くと敷居が高く感じるかもしれない。
    でも、BGMとして流す分には、ジャズほど万能なジャンルはない。

    朝のコーヒータイムに。夜のリラックスタイムに。作業中に。
    どの場面でも邪魔にならず、空間を少し上質にしてくれる。

    入口:Bill Evans — ジャズピアノの巨匠。「Waltz for Debby」は、カフェでかかっていても違和感がない穏やかさがある。まずはこのアルバムを1枚通して聴いてみてほしい。

    発見枠:Robert Glasper — ジャズにヒップホップやR&Bを混ぜた現代的なサウンド。「古いジャンル」のイメージを覆してくれる。「Black Radio」シリーズはジャズ初心者にも聴きやすい。

    R&B — 夜に合う、ちょうどいい温度感

    R&Bは、ポップスとソウルミュージックの中間にあるジャンル。
    メロディアスで聴きやすく、テンポもゆったりしたものが多い。夜の一人時間に最も合うジャンルの一つだ。

    入口:Daniel Caesar — カナダ出身のシンガー。柔らかい歌声と落ち着いたトラックで、「聴いていて心地いい」の代表格。「Best Part」はどこかで耳にしたことがあるかもしれない。

    発見枠:SZA — アメリカのR&Bシンガー。グラミー賞を受賞し、世界的に評価が高い。日本ではまだ知名度が高くないが、「SOS」というアルバムは聴きごたえがある。

    邦楽なら藤井 風がこのジャンルに近い。R&Bとソウルをベースにした楽曲で、日本語の歌詞がすっと入ってくる。「何なんw」「まつり」あたりから聴いてみるといい。

    シティポップ — 日本の音楽が、実は世界で再評価されている

    1970〜80年代の日本のポップスが、海外で「シティポップ」として再発見されている。
    都会的で洗練されたサウンドは、今聴いても古さを感じない。

    日本人なら歌詞もわかるし、どこか懐かしい。
    「日本の音楽を聴き直す」入口として最適だ。

    入口:竹内まりや — 「Plastic Love」がYouTubeで数千万再生を記録し、世界的にバズった。シティポップブームの象徴的な存在。

    発見枠:角松敏生 — ファンキーでグルーヴィなサウンドが特徴。竹内まりやよりもう少しディスコ寄りで、夜のドライブに合う。知る人ぞ知る存在だが、海外のDJにはファンが多い。

    ローファイヒップホップ — 作業BGMの定番

    YouTubeの「lofi hip hop radio – beats to relax/study to」を見たことがある人は多いだろう。
    あの音楽がローファイヒップホップだ。

    歌詞がなく、テンポが一定で、集中を妨げない。
    作業中のBGMとしては最適解の一つ。

    入口:Nujabes — 日本人プロデューサーで、ローファイヒップホップの源流と言われる。2010年に亡くなったが、作品は今も色褪せない。「Metaphorical Music」は必聴。

    発見枠:Idealism — ドイツのビートメイカー。Nujabesの影響を受けた穏やかなトラックが多い。Spotifyで気軽に聴ける。

    エレクトロニカ — 「音の風景」を楽しむ

    エレクトロニカは、電子音を使った音楽の総称。
    ダンスミュージックとは違い、聴くための電子音楽——「音の風景」を楽しむジャンルだ。

    歌がないものも多く、何も考えたくない夜や、集中したいときに合う。

    入口:Tycho — エレクトロニカとアンビエントの中間。適度にリズムがあり、聴いていて心地いい。「Dive」というアルバムが入口として最適。

    発見枠:Boards of Canada — スコットランドのデュオ。ノスタルジックで少し不思議な音世界。好き嫌いは分かれるが、ハマると抜け出せない。「Music Has the Right to Children」が代表作。

    日本のエレクトロニカならCornelius。小山田圭吾のソロプロジェクトで、音の実験と聴きやすさを両立している。「Point」というアルバムは海外でも高い評価を受けている。

    まとめ — ジャンルは「入口」であって「ゴール」ではない

    5つのジャンルを紹介したが、全部を聴く必要はない。
    説明を読んで「ちょっと気になる」と思ったジャンルが一つあれば、そこから始めればいい。

    ジャンルに詳しくなる必要もない。
    大事なのは「自分が聴いていて心地いい音楽」を見つけること。ジャンル名はただのラベルだ。

    まずは紹介したアーティストの中から1人選んで、アルバムを1枚聴いてみてほしい。
    「なんとなく好き」——その感覚が、新しい音楽への入口になる。